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漫画「月館の殺人」(漫画:佐々木倫子、原作:綾辻行人)データ集


第4話、バーでの話題に登場した、月館本線にまつわる鉄道怪談。
空海を怖がらせた話の元ネタは、本当に北海道にもあるのでしょうか?

以下、第4話のネタバレあり。



まず、『夕狩トンネル』の人柱の話。
これは確実に北海道の実話が元になっている。

エピソードのモデルは、現在のJR石北本線にある『常紋トンネル』。
このトンネルは明治時代に建設されたものだが、そこで実際にタコ部屋と呼ばれる虐待労働、人柱を立てる--すなわちリンチ殺人が日常的に起こり、実際にトンネル周辺で労働者の遺骨が見つかっている。
詳しくは参考リンクに。
もちろん、殺された人々が幽霊となってトンネル付近に現れるというのがこの怪談なのだが、それ以前に、背景の話のあまりの悲惨さと歴史の重さに、怖いと思う以前に厳粛な気持ちになってくる。

一方、『ヤヲイ信号場』の老婆の幽霊のエピソードは、もっとオーソドックスな怪談のおもむきがある。
北海道での鉄道事故にまつわる怪談で有名なのは下記リンクで紹介されているもので、被害者はおばあさんではなくて女の子。怖がらせどころも、“上半身だけになったのに生きている”点なので、このエピソードはあまり近い感じがしない。
むしろ、全国的に有名な都市伝説の『走るおばあさん』(高速道路で走る車を追っかけてくるおばあさん……誰でも一度は聞いた事があるはず)のほうに近い。
ネット上で見ても、有名すぎるのと、間の抜けた感じの話のせいか、もはやギャグとして扱われているほうが多いような……。
草履ふっとばして走る漫画の中のおばあさんもおかしかったですね(笑)

さて、これら怖い話は、トリックに絡んでくるのでしょうか……。

参考:常紋トンネル(えんがぁるネット)
Wikipedia タコ部屋労働
北海道の踏切事故(うわごとのとなり)

未読ですが、こういう本も出ているらしい。

4560049505走るお婆さん?日本の現代伝説
池田 香代子 高津 美保子 渡辺 節子 大島 広志


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コメント
この記事へのコメント
こんにちは。コメントありがとうございます。
怪談より本物の人間がやる事の方が怖いですよね……。
「月館~」のお陰で、私もいろいろ世界が広がっております。
2005/08/12(金) 23:01 | URL | train-bleu@管理者 #-[ 編集]
夕狩トンネルの人柱の話、実際に起きたことだったとは。人柱はいくらなんでもフィクションだろうと思ってましたが。エグイことするなあ。
2005/08/12(金) 17:54 | URL | クリノキ #-[ 編集]
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